面接で一番難しいとよく話題になるのが、自己PRですよね。
面接が始まって一言目に「それでは、自己PRをお願いします」と挨拶もそこそこに言われる事もしばしば。
相手の面接官がどういう人なのかもわからぬまま、とにかく自分語りをしなければならない状況にになりますから、難しいのも当然ですよね。
ある程度の会話(雑談)の後での自己PRなら、話の流れの中で自然と出来る事もあるのでしょうが、そういうありがたいシーンはあまり多くありません。
それでは、いきなりの「自己PRお願いします」に、どういう順序で、何を話すのが鉄板なのでしょうか。
今回は、王道の自己PRの話し方についてまとめました。
自己PRには、話すべき順番があります
「自己PRをどうぞ」と言われてから何を話すか考えてしまい、なかなか言葉が出てこない上、話す順序も無茶苦茶になってしまい、面接官からは「わかりにくい」という印象を持たれてしまった方もおられるかも知れません。
自己PRは普通の会話と違って、前後の文脈や会話の流れを無視して、いきなり「それではどうぞ」と振ってこられるのがほとんどです。そのため、「普段の会話の感覚で自分の事を話せばいい」と思っていると、思わぬ展開になってしまう事も。
自己PRの一番の準備は、何をどの順番で話すか決めておくになります。
自己PRの話す順番 王道編
転職の面接で使う自己PRには、ある程度の王道の話し方があります。
おおまかな流れとしては、3つのステップにわかれます。
1.自分の経歴を時系列で話す
2.その経験の中でも、特に応募している仕事に近い物は詳しくアピールする
3.最後に志望動機を伝えて終える
順番に詳しく書き加えていきたいと思います。
順序1.自分の経歴を時系列で話す
まず、自己PRの最初の一言は、「それでは私の経歴をご説明させて頂きます」のような一言を添えて始めましょう。
経歴のスタートは、学校を卒業した所からになります。
20代後半や30代であれば、それまでのキャリアを覚えている事がほとんどでしょうから、その記憶通りに話していくだけでOKですよね。
40代以上になったり、あるいは転職回数が多い場合は、履歴書に書いている内容とズレが出ないように、事前に復習しておきましょう。
ポイントは、「履歴書よりも少し詳しく話す」という所です。
例えば、履歴書に「平成○○年 株式会社A入社 営業職に従事」と書いてあるならば、自己PR例はこのようになるでしょうか。
このように、履歴書だけではわからない部分まで踏み込んで、自分の達成してきた成果、関わってきた仕事を語ります。
その時、やはり目立つ結果や評価されたポイントなど、面接官が「おっ!」と思うようなポイントを入れると更に良くなるかと思われます。
順序2.過去の経験の中で、応募している職に近い物をアピールする
基本的にはこのような形で、それまでの仕事を順番にアピールしていくのが一般的です。
しかし、例えばこれまで人事異動で3つの部門で別々の仕事を経験していた場合、それぞれを同じように話すのは良くありません。
これまでの3つの仕事の中で、今まさに面接を受けている仕事に似ている(応用できる)仕事が必ずあるかと思います。
その仕事は、特に集中してアピールしましょう!
例えば、このような形です。
その成果を出すために、主に私が取り組んだのは以下の3つです。1つめは~」
このように、あまり機密に触れない範囲で、自分がしてきた努力、工夫などを盛り込んで詳しく解説をしていくと事が大切です。
もちろん、今まさに応募している職業がこの資材調達の仕事に近いという事も大事なポイントです。
順序3.最後に志望動機を伝えて終える
自分の業務内容の中で、強い部分のアピールも終了しましたら、最後は志望動機で終わります。
出来れば、先ほど話したような「自分の特に強いスキル、成果」を話した直後に志望動機を語るのが理想的です。
もし志望動機があまり強く語れるような内容でない場合は、志望動機を飛ばして、最後に「以上です、よろしくお願いします」という終わり方でも問題はないかと思われます。
まとめ
自己PRは大きく3つのステップにわけて、それぞれを作っていきますと、シンプルながらわかりやすい形になります。
おおまかにこういう流れで話そうと決めておきますと、いざ自己PRがやってきた時にも、混乱せずに何を話せばいいかが明確になるかと思います。
また、これはあくまで基本形ですので、自分流にアレンジしてもっと上手いアピール法に仕上げる事も、もちろん可能です。
ぜひあなたの素晴らしいキャリアをアピールするきっかけにして頂ければ幸いです。
あなたの転職に幸ありますように!