仕事で大きなミスをした時や、嫌な上司にうんざりした日、人間関係がギクシャクしすぎて辛いと思った日。
ふと、「転職しようかな…」という言葉が、頭をよぎる事もありますよね。
転職は自分の人生を決める大きな決断ですから、すぐに「よし。じゃあ明日、転職」と決める人はいませんよね。
今回の記事は、初めて「転職」という言葉がよぎった時に、知っておきたい転職の基本をまとめました。
■転職の基本1.転職は、新卒の就職活動ほど時間がかかりません
大学生の頃、就職活動で何十社と受けては落ち、受けては落ち、を繰り返してようやく内定を手にした方が大半かと思います。
実は、それだけ多くの会社の面接を受けるのは新卒の就職活動だけで、経験者の転職ではそれほど多くを受ける機会はありません。
社会人経験がある程度ありますと、当然、技術や経験が身についていますから、それを活かせる会社を選ぶ形になります。
(もちろん未経験業種へ飛び込むという選択肢もありますが、20代後半あたりがラストチャンスです)
面接する企業の方も、新卒と比べると、転職者の採用は面接回数も少なめになります。
と言いますのも。
新卒の面接は、誰を見ても社会人未経験なのでポテンシャルや人物面だけで判断しなければならないので、面接回数が自然と多くなります。
ポイント!
逆に、転職者の場合は、履歴書を見ればどこの会社で何をしていたという経験がわかりますから、面接なしでもある程度、その人の技術や経験が伝わるという点が大きな違いです。
そのため、「大学生の頃の就職活動のようなハードスケジュールは働きながら出来ない!」と思う必要はありません。
早い方なら、2,3社受けるだけで転職先が決まるという事例も多く、何十社も決まらない場合はむしろ転職せずに、今の仕事を続けるという選択が出来るのもメリットです。
■転職の基本2.転職の時期を選べるので、時間をかけてみている人が多い
新卒の就職活動は、だいたい夏の前には内定が出そろって、次の4月に一斉入社というのが一般的ですよね。
しかし転職の場合は、そういった「時期」があまりありません。
募集の多い時期、少な目の時期はありますが、「この時期しか転職できない」という成約はなく、一年中が転職タイミングです。
その分、自分の興味のある企業や、職種の求人が出るまで、じっくり待てるという点は転職者にありがたい話です。
インテリジェンスやリクルートエージェントなどに登録して、非公開求人を紹介してもらったり、企業からのスカウトを待って、自分が「これだ!」と思う物に出会えるまで、普通に働きながら、自宅で求人を見ているという人もかなり多くおられます。
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■転職の基本3.会社には言わずに転職活動を進め、内定後に退職手続きを始める人がほとんど。
会社におおっぴらに「転職活動しています」という人は非常に稀です。
やはり転職活動の事を言ってしまうと、社内で波風が立ちますから、基本は誰にも言わずに進めるのが一般的です。
また、面接は平日の昼間が多いので、その際は午後半休や、有給取得などで対応している事が多いです。
どうしても平日の所定時間内は出られない、という場合は
応募先の企業によっては、所定時間外で面接を設定してもらえるという場合もあります。
最終面接あたりで、多くの場合は「退職までにどれくらいかかりますか?」と聞かれ、退職日と次の会社の入社日の日程調整が始まります。