退職した理由や、次の会社への志望動機。これをどう書くのが良いかは、とても悩む所ですよね。
実は、転職を決めた理由や志望動機として、一番面接官が求めているのは「キャリアアップのため」と言われています。
そこにはもちろん理由があります。
せっかく転職するのなら少しでもスムーズに、理想の条件で成功させたいものですよね。
今回は、一番理想的と言われる「キャリアアップのための転職」のアピール方法をまとめました。
そもそも「キャリアアップの転職」はどういうもの?
転職理由には様々あります。給料が低い、休みが少ない、仕事がハードすぎる、自分の力を活かし切れない…。
しかし転職の理由は人それぞれとはいえ、面接官から見ますと、魅力的に見える理由とそうでない理由がやはりあります。
面接官が避けたがる、転職理由と志望動機
・前の仕事がキツ過ぎて嫌になった
(程度にもよりますが、「楽したい」という雰囲気が見えるとかなり敬遠されます)
・給料が低すぎる
(こちらも程度によりますが、転職先の給与と大きく変わらない場合は、敬遠される事も)
・仕事に飽きた、いつも同じ、マンネリ化
(かなり敬遠される転職理由の一つです。入社数年で「飽きた」と言われるのでは…と警戒されがちです)
・人間関係が嫌になった
(実際はそうであっても言わない方が無難です。転職理由としては一番避けておきたい表現かも知れません)
面接官が好む、キャリアアップ転職の例
<代表的な例>
キャリアアップのための転職の方法は様々ですが、おおまかに分類しますと、以下のような例になります。
・前の会社は小規模だったため、設備投資も少なく、満足な研究が出来なかった。
より大きな仕事、複雑な研究をしたいと思い転職を決意した。
・前の営業職では、売る製品が決まっていて、お客もずっと同じだった。より多くのお客様に、より幅広く提案できる仕事をしたい。
・前の仕事では主任まで任されたが、平均年齢が高い会社だったため、これ以上の出世は難しいと言われた。
(年配の社員人数が多く、課長以上のポストを占めているため、彼らが定年になるまで役職は空かない)
・前の会社は国内限定だったが、これからは海外を相手に仕事をしたい。同業で海外向けを展開している所への転職を決意した。
これらの例のように、「もっとレベルの高い仕事を求めて転職しています」という前向きな理由、向上心の見えるような理由がありますと、志望動機としては最も好感触になる傾向があります。
キャリアアップ転職の志望動機、自己PRの書き方のコツ
キャリアアップのための転職で、コツになるのは大きく二つです。
1.前職のままでは出来ない事
まず前職のままでも、他の部署へ異動したり数年間のキャリアを積めばいずれは出来る、という仕事の場合はキャリアアップ転職の理由としてはあまり強くはありません。
面接官の方も「社内で異動した方が早いのでは?」という疑問を持ってしまうためです。
やはり、前の会社のままでは(不可能とまでは言えなくとも)かなり難しい、という状態を納得できるよう説明する事がポイントになります。
2.転職すればすぐに力を発揮できる事
次にポイントになりますのは、「前の職場での経験、スキルを応用できる」というアピールです。
もしこれが全く応用が効かない場合は、キャリアアップ転職ではなく、未経験転職という扱いになってしまいます。
未経験で異業種へ転職するのは、かなりハードルが上がり、内定を採れる確率が下がります。
必ず「前職の経験が応用出来る所へ応募する」のがポイントです。
その際に、「前職では出来なかった大きな仕事を、御社でさせて頂きたい」という、熱意をもってアピールすれば更にプラス材料となります。
まとめ
キャリアアップのための転職は、もっとも熱意や経験の良さを感じられる志望動機です。
もし可能であれば、なるべくキャリアアップのための転職という志望動機で面接に望みたい所ですね。
あなたの面接がよりスムーズになる助けになれましたら幸いです。